家族の認知症記録 ブログ

義母ふーちゃんのアルツハイマー認知症記録

アルツハイマー認知症と診断されて5年の義母ふーちゃん73歳の記録。

家族が認知症と診断されるまで、診断されてからのあれやこれやを嫁である私なりの記録として残しておこうと思います📝

家族構成と関係性👨‍👩‍👦‍👦

夫の家族は義父、義母、義弟。

全員超マイペース。

義母のふーちゃんは元々適当な性格なので、境目がよくわからないこと多々ありですが^^;

同居していた祖母の死をきっかけに少しずつ症状が出始めたふーちゃん。

元々、ふーちゃんと私は嫁姑問題もなく、好き勝手にさせてくれるおおらかな義母だったので仲は良好。

私達夫婦は十数年東京生活。晩婚子なしで働きながらお気楽な2人生活でした。

田舎で義父、義弟と同居していたふーちゃんに異変を感じたのは実は祖母が亡くなる1年ほど前から。

年末に帰った時のこと。

ふーちゃん「歯ブラシいる?」

わたし  「持って帰ってきてるからいらないよー」

この数分後、初めて言うかのように同じ質問をしてきたふーちゃん。

え??∑(゚Д゚)

咄嗟に初めて聞いたフリして答えたけれど、表情が追いつかなかったようで何となく勘付いたふーちゃん。

実はふーちゃんの母親もアルツハイマーで施設に入って亡くなったのもあり、本人も少し気にしていた様子。

そして時は1年ほど経って祖母のお葬式。

ふーちゃんは仕切りはチャキチャキやりながらも裏ではお香典の計算や管理が出来なくなり、全て嫁である私が管理することに。

本人も何となく自分でおかしいことに気づいてはいたけれど病院には行かず。

病院でみてもらうように伝えるも適当にはぐらかされ結局行かない。

同居の義父義弟もそこまで重大なことと捉えておらず無関心(¬_¬)

認知症を確信していた私達夫婦は何とか本人に病院に検査に行ってもらい、薬を飲んで少しでも症状を遅らせたかったのもありますが、何より心配だったのは、車の運転🚗

「病院にいって診断されるのが怖い」

よくよく聞いたらこれがふーちゃんの病院に行かない理由でした。

今考えればそりゃそうよね、となりますが^^;

私達が近くに住んでいれば、免許返納してもサポート出来るし何かあっても大丈夫だと東京から戻ることを条件に病院での検査を説得。

(私は楽器のレッスンを仕事にしていたので手に職はあり、夫も手に職を付け始めていた矢先で退職後は何とかなるかなと。)

ふーちゃんから数日後、連絡が入り。

やはり診断は「軽度のアルツハイマー認知症」

悲しそうな声に、心は痛みましたが、これで動ける!と覚悟を決め、2人とも会社へ退職を伝え、引っ越しの準備。

ちょうど高齢者や認知症の運転事故ニュースも増えてきている時期で、まだしっかりしているうちに車に乗らないという生活をルーティンにしてもらうことを考えると運転免許返納は今でしょ、となり。

動き回るのが大好きなふーちゃんは絶対に自ら免許返納はしないと分かっていたので、この無謀にもとれる選択をした私達。

超マイペースであまり考えていない義父義弟にふーちゃんを止めることは無理だということもわかっていたので、移住後の最初のミッションは運転免許返納決定!

と、何となく簡単に考えていたのですが、これがほんとに一筋縄ではいかず後に一騒動になるわけですが、それは追々(;´Д`A

親の認知症で最初の難関は

ふーちゃんの認知症を確信しながらも本人に認知症の検査をしてもらい、薬を飲んでもらうことはなかなか大変。

認知症に関して家族が感じている共通する悩みは【本人が認知症だと認める】ということがあると思います。

認知症 家族の関門(我が家の場合)

その① 病院で検査 診断

その② 車の運転をやめてもらう

その③ビールをノンアルコールに変えてもらう

その④口座の把握(引き落とし情報、加入している保険情報含め)

その⑤ 交流関係の把握(行きつけの美容院、友人宅、好きな場所含め)

その⑥ 怒らない、責めないために自分メンテナンス

認知症だからといって軽度の場合は仕事だって料理だって出来るし、特に問題がないんです。

ただちょっとだけ忘れっぽくなるだけ。

まだしっかり話が出来るうちに何が出来るかが課題です。

私達はある程度確信していたので診断結果には驚きませんでしたが、本人はやはりショックで辛かったと思いますね。

父親には「認知症の入口と診断されたから、これから何かあるかもしれないけど、よろしくね」と落ち込んだ様子で言ったそうです。

薬も処方され飲み始めてくれたので、関門その①「病院での診断で自分で病気を認めること」をクリアできました。

正直これが良かったのかどうかは本人の辛さを考えたら何とも言えませんが、診断は少しでも早く薬を飲んでもらうことが目的だったのでベストな選択かは置いておいて、これがその時の答えかなと思ってます。

認知症を支える家族は本当に根気、忍耐が必要と言いますが、本人もまた苦しんでいるということを忘れずに、初期は特に気持ちに寄り添って接していかなきゃです。

私も普段「それ前も言ったじゃん」と言われると結構ショック受けたりするので、ふーちゃんから同じことを言われても初めて聞くフリ、上手くなりました^^v

一応5回まではフリで通すようにしてます!笑

次回は車の運転をやめてもらう騒動について詳しく書きたいと思います。

これで悩んでいるご家族結構多いはず😅

関門その② 車の運転をやめてもらう記事はこちら

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