義母ふーちゃんは電動自転車を乗り回して身体は元気いっぱいの73歳。現在アルツハイマー認知症と診断されて丸5年。
症状は近い記憶がぬけるぐらいで、自転車で有酸素運動をしているからかかなり元気。
なので自分の口座は自分でまだ管理してはいますが、昔からとにかくあればあるだけ使ってしまう性分^^;
スーパーの買い物にいくと値段はまず見ない。
欲しいものを欲しいだけどんどんカゴに入れてしまう。
年金暮らしになっても習慣は変わらず、当然お金が足りなくなります。
義父の年金も何故か昔からふーちゃんが管理しているため、2人分を使い放題。
そして、暗証番号を忘れてカードが使えず、何度も作り直し、お金を下ろす始末。
そんなの義父が一喝すればいいのに、と思ってしまいますが、昔からの流れで元々ふーちゃんに強く言えず+認知症の症状で義父への当たりも強くなっていたこともあり、現状を変えるのは難しそう。
これはそろそろまずいことになると、今から1年程前についに嫁動く!
( ̄^ ̄)>
自分の年金口座が心配になった義父から管理を一任され、夫とも相談しながら計画を練る。
ミッションは一つ!「義父の年金用銀行カード」確保!( ̄^ ̄)ゞ
まずはミッションとしては、義父の口座のお金を母が下ろせないよう、管理は全て嫁の私が行えるようにすること。
=ふーちゃんから銀行のカードを預かる!
銀行の通帳は失くしてもっていないことはわかっていたので、カードさえ預かればなんとかなる!
これが私のミッション。
こういうのは認知症の家族、夫婦の関係性、本人の性格でだいぶ対応策は変わってくると思います。
本人はまだまだ自分で出来ることだと思っているため、わからないように、傷つけないように、上手く移行できる方法を探りました。
我が家はありがたいことに、ふーちゃんに関しては買いすぎの食材が腐ってこっそり捨てたりしても気づかず執着があまりないこと、すぐに忘れることもたまには助かる時もあり。
義父に関してはのほほんとしてあまり考えない分任せてくれること、など色々とやりやすい面もあり。
そして、県外に出ていた義弟がちょうど良いタイミングで結婚。
これだ!٩( 'ω' )و
長男である夫から「お祝いを義父の口座に入れるから」とかなんとか適当に話をしてもらい、難なく義父の銀行カードGET!
後日義父同行で口座の状況を確認。
祖母から貰っていたであろう積み立てが驚くほど無くなっている!((((;゚Д゚)))))))
かろうじて残っている定期を即効解約し、義父本人が管理する口座に移し、カードは私が預かり終了。
その後、ふーちゃんからそのカードについて聞かれることはなく、これはカードを長男に渡したことは忘れているということ。
カードが見当たらないということも言ってこないということは家族に怒られるとか思ったのかな。
何はともあれこういう時は忘れてくれた方が本当に助かる。
ただお金が足りないとは言ってくるので、その度に『お父さんに言ったらくれるはずよー』と軽く流したり、たまーに私が義父の口座からいくらか下ろして渡すという連携プレイ。
何一つ私達夫婦が負担することもなく、ストレスレス!( ✌︎'ω')✌︎
凄いタイミングで義弟夫婦が一時的に両親と同居しお嫁さんがご飯を作ってくれ、ふーちゃんが無駄に同じ物を買ったり高い食材を買ったり腐らせたりすることが減り助かりました。
その後コロナ禍になり、動き回るふーちゃんに感染予防のためにやめて欲しいと伝えるも無理だったため、弟夫婦も同居をやめ家を出る。
この時も一騒動ありましたがまた追々。
また義父義母の2人暮らしになって買い物が増えてはきていますが、お金が足りないと連絡してくることも減り、義父の年金口座も無事に貯金も出来て、万々歳。
これからどうなるかはまだわかりませんが、とりあえずミッションクリアです^^
認知症の人の預金が、家族でも引き出し可能に?!
昔は認知症と分かると口座凍結され、家族でも口座からお金を下ろせないという大変な事態だったようですが、2020年3月、全国銀行協会が認知症など判断能力が低下した高齢者の預金を、家族でも引き出せる業界統一の対応を決めたとのこと。
やったー!
これだけでも今後の不安材料が一つ減ります。
認知症の家族にとって問題になってくることの一つにお金の管理がありますが、これは切実ですよね。
口座凍結というのは支払いの引き落としも全て行えない状況ということです。
成年後見人制度などもありますが、とにかく手続きも条件も煩雑で大変!どうにかならないものかと思っていたところの朗報でした。
これはすごい進歩!!
なぜもっと早くしなかったのかと思いますが、とにかく助かる。
詳しい記事はこちら。(リンクは2021年2月18日の記事に変更しました)
これまで介護されていた方々はかなり大変な思いをされてきたんじゃないだろうか。
これからの高齢化社会、40代、50代の方々にとってはコロナ問題と共に直面する問題だと思います。
まだまだこれからのことを考えたら課題が山積みですが、一つずつ慌てずに今のうちから向き合って勉強していかなきゃですね。
とにかく変わらない人達を変える労力より、自分の動きを変える方が断然賢い!
全てにおいてそれは通じる思考。
無理はしすぎず、たまには息抜きも毒抜きもしていきましょー^^